2010.12.14 東京都 自殺防止のための電話相談技能研修のご案内 2010後期

参加登録制
定員60名
参加費不要

電話相談員として働きたい方たちへ

東京都では、自殺防止対策の一環として、電話相談窓口「自殺相談ダイヤル~こころといのちのほっとライン~」を平成22年4月から開設しています。
この電話相談に従事する相談員(非常勤)を育成するための研修を下記のように行います。
この研修を受講できるのは、平成23(2011)年度から電話相談員(非常勤)として働きたいと考えておられる方です。
意欲溢れる方々のご応募をお待ちしておりますので、ぜひ参加をご検討ください。
なお、受講された方全員が相談員として採用されるわけではありません。

定員60名を超える応募があった場合には、2011年度に相談員(非常勤) として働くことが可能な方を優先させていただきます。

1/20 お申し込みは締め切らせていただきました。

研修内容

◎ 修了証の発行

必須項目を含む8単位以上を受講した方には、修了証を発行します。

  1. 基礎知識習得のための講義
  2. グループによるロールプレイ
  3. 相談現場における陪席及び実務体験

※ 詳しくは下記 研修日程 をご覧ください。

研修日程

研修内容 研修テーマ 各論テーマ/備考 日時・場所

I. 基礎知識習得の
ための講義

各1単位
すべて必修

①日本の精神保健および自殺の
現状、自殺高リスク者について

開講式
羽藤 邦利

1/29(土)

TKP代々木 1号館6F
ホール16A

13:30~13:45
自殺企図者の救急救命現場から
智田 文徳
13:45~14:45
自死遺族への理解
南部 節子
14:50~15:50
精神障害者とその家族への理解
野村 忠良
16:05~17:05
シェアリング(お弁当つき)
飯島 睦子 荒井 澄子
國吉 淨子 西村 由紀
17:15~19:00

②自殺リスクの高い精神疾患
を持つ人への対応

日本の自殺の現状
松本 俊彦

1/30(日)

ハロー貸会議室新宿
6F-ABCD

13:30~14:50
薬物・アルコール依存を持った人
への対応
松本 俊彦
15:00~16:10
精神病をもった人への対応
中谷 真樹
16:20~17:30
パーソナリティ障害を持った人
への対応
皆川 邦直
17:40~18:50
質疑応答
18:50~19:00

③就労、多重債務、消費生活、DV、
高齢者、母子等の専門相談について
生活保護等の制度について

失業や就職活動に関する問題
について
永野 靖

2/6(日)

TKP代々木 1号館1F
ホール11A

13:30~14:50
多重債務に苦しむ人への支援
橋場 隆志
15:00~16:10
DV 被害に苦しんでいる人、
母子・父子家庭への支援
三好 せつ子
16:20~17:30
生活保護など福祉制度、
ホームレスへの支援について
望月 利将
17:40~18:50
質疑応答
18:50~19:00

II. グループ
ロールプレイ

各1単位
すべて必修

①希死念慮のある相談の聞き方
(講義とロールプレイ)

西原 由記子

※右記のいずれか1 日に参加

2/19(土) or 2/20(日)

TKP代々木 1号館4F
カンファレンスルーム14A

13:30~18:00

②他機関へ繋ぐ
(ケース検討とロールプレイ)

荒井 澄子 國吉 淨子

※右記のいずれか1 日に参加
※開催場所に注意

2/26(土) or 2/27(日)

TKP代々木

26日 : 1号館4F
カンファレンスルーム14A

27日 : 2号館1F
カンファレンスルーム21A

13:30~18:00

③相談を受けとめる
(ロールプレイとグループ)

飯島 睦子 内藤 武

※右記のいずれか1 日に参加)
※3/21(月) は閉講式を併せて実施)

3/20(日) or 3/21(月)

TKP代々木 1号館4F
カンファレンスルーム14A

13:00~18:00

III. 現場研修

各1単位

①は必修、
②~⑤は一つ以上
を選択

①東京夜間こころの電話相談

電話相談の概要・相談の陪席

西村 由紀 荒井 澄子 國吉 淨子

※右記のいずれか1 日に参加

1/31~3/18までの
月・金(2/11 除く)

相談室

18:00 ~ 21:00

②東京自殺相談ダイヤル

電話相談の概要・相談の陪席

西村 由紀 國吉 淨子

※右記のいずれか1 日に参加

2/1~3/22までの火

相談室

13:30~16:30

③自殺防止センター

電話相談の概要・相談の陪席

西原 由記子 スタッフ

※右記のいずれか1 日に参加

2/1~3/22までの火

相談室

18:00~21:00

④多摩在宅支援センター円・元
(訪問看護ステーション)

訪問看護ステーションの概要
訪問の同行

寺田 悦子 スタッフ

※右記のいずれか1 日に参加

3/10(木) 3/11(金)
3/16(水) 3/17(木)
3/24(木)

ステーションおよび
訪問対象者宅

9:00~15:00

⑤南紀白浜

見回り体験・救助者との交流

白浜レスキューネットワーク

※宿泊・食事代は全額補助。
交通費自己負担

2/12(土)-13(日)

白浜バプテスト
基督教会

1泊2日

講師・団体紹介(50音順)

荒井 澄子 (あらい すみこ)

元南多摩保健所/東京都に39 年間勤務。検診機関保健師(がん検診センター)、職域保健師(衛生局, 総務局)、福祉保健局本庁(精神保健福祉課)、地域保健師(3 つの保健所) など

飯島 睦子 (いいじま むつこ)

東京いのちの電話 研修委員/立教大学学生相談所非常勤カウンセラー/日本女子大学中・高相談室非常勤カウンセラー

國吉 淨子 (くによし きよこ)

元東京都立中部総合精神保健福祉センター/メンタルケア協議会理事/S52 ~東京都勤務。松沢病院。多摩総合、中部総合精神保健福祉センターなど。

NPO 白浜レスキューネットワーク

自殺企図者の救済(電話相談、面談、保護)、生活自立支援、自殺予防策など多岐にわたる活動を行う。自殺企図者の救済は、ほとんどが電話から始まり、相談電話件数は年間1000 件以上、保護件数も年間30 件を超える。保護した方々と共同生活を通して問題解決(自己破産や就職活動、心身の回復)と自立を支援。また、人が自殺に至らない社会づくり、人づくりを目指し、様々なボランティア活動にも積極的に参加。

智田 文徳 (ちだ ふみのり)

岩手晴和病院/岩手医大/1997年滋賀医科大学,2004年岩手医科大学医学部大学院卒業。東京都立松沢病院,北里大学附属病院高度救命救急センター,岩手県高度救命救急センターにて研修。2004年より岩手医科大学医学部神経精神科学講座助手,2008年4月より同講師。現在,社医)智徳会岩手晴和病院理事長,社会福祉法人盛岡いのちの電話理事,NPO法人いわて子育てネット理事。

寺田 悦子 (てらだ えつこ)

NPO法人多摩在宅支援センター円(えん) 理事長/当法人は居宅介護サービス事業、共同生活援助事業、相談支援事業など「在宅での支援を必要とする高齢者・障がい者・傷病者等がその人らしい豊かで多様な生活ができるよう応援する」を理念に掲げ、多摩地域で各種事業を展開している。特に、精神障がい者へのニーズに応えているのが当法人の特徴である。居宅介護サービスとしては訪問看護ステーション円、訪問看護ステーション元(げん)。共同生活援助事業にはグループホーム櫻の杜ハウス、グループホームくぬぎの杜がある。相談支援事業には地域活動支援センター連(れん) がある。

内藤 武 (ないとう たけし)

埼玉いのちの電話研修委員/元立教大学学生相談室インテーカー

中谷 真樹 (なかたに まさき)

住吉病院院長/東邦大学薬学部客員教授/昭和60 年岐阜大学医学部卒業、同年慶應義塾大学医学部精神神経科学教室、慶応義塾大学病院精神科研修、山梨県立北病院精神神経科勤務。平成2 年桜ヶ丘記念病院精神科勤務、東京デイケア連絡会運営委員長。日本精神神経学会精神保健・医療・福祉システム検討委員会委員、日本病院地域精神医学会評議員、理事を務める。平成19年8月、住吉偕成会 住吉病院院長。

永野 靖 (ながの やすし) / 東京労働局

厚生労働省 東京労働局 職業安定部 職業安定課 職業紹介第一係長/東京労働局は労働基準、職業安定、雇用均等の三行政で構成されており、それぞれの専門性を十分に発揮するとともに、各部門間の連携を密に図りながら横断的施策を実施し、労働行政に対する国民のニーズにあった適切なサービスの提供およびきめ細かな行政運営を目指す。

南部 節子 (なんぶ せつこ)

NPO全国自死遺族総合支援センター 事務局長/ 2004年2月、夫を自死で亡くす。2005年5月、国会議員会館での自殺対策に関するシンポジウムで、遺族としての体験談を語り対策の必要性を訴えた。このシンポジウムは、自殺対策基本法成立への大きな原動力となった。2007年7月から「自死遺族支援全国キャラバン」を通じて全国各地で体験を語りつつ、「自殺実態1000人調査」の調査員、「分かち合い」のファシリテーター、電話相談員等も務める。NPO法人ライフリンク会員

西原 由記子 (にしはら ゆきこ)

NPO国際ビフレンダーズ日本支部/東京自殺防止センター創設者・理事/大阪でいのちの電話5年、大阪自殺防止センター20年、東京13年目を迎えて自殺防止活動をしているボランティア団体の創設者・理事。傾聴し、自殺にまで追い込まれる人に寄り添うことを大切にしています。

野村 忠良 (のむら ただよし)

東京都精神障害者家族会連合会(東京つくし会)会長/S39年4月東京教育大学文学部哲学科入学。S44年3月中途除籍。S41年臨済宗廣徳寺で僧籍に入り、S45年離籍。S47年知的障害児入所施設「社会福祉法人 滝乃川学園」就職。S50年府中市精神障害者を守る家族会入会。S64年滝乃川学園退職。精神障害者小規模作業所「梅の木の家共同作業所」就職。H7年 同「レスポワール工房」異動。H16年 同施設定年退職。H17年 東京都精神障害者家族会連合会会長就任、現在に至る

橋場 隆志 (はしば たかし)

橋場隆志法律事務所/東京弁護士会高齢者・障害者の権利に関する特別委員会委員、東京弁護士会高齢者障害者支援センター「オアシス」相談員/高齢者虐待防止部会会員/高齢者虐待防止学会評議員/ NPO 法人日本高齢者虐待防止センター理事

松本 俊彦 (まつもと としひこ)

独)国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所 自殺予防総合対策センター副センター長/薬物依存研究部診断治療開発研究室長/佐賀医科大学医学部卒業後、神奈川県立精神医療センター、横浜市立大学医学部附属病院精神科、国立精神・神経センター精神保健研究所司法精神医学研究部などを経て、H19より同研究所自殺予防総合対策センター自殺実態分析室長、H20より薬物依存研究部室長を併任、H22より現職。日本アルコール精神医学会理事、日本青年期精神療法学会理事など。

皆川 邦直 (みなかわ くになお)

法政大学現代福祉学部教授/慶應義塾大学医学部卒業,同大学大学院修了(医学博士)。米国ロヨーラ大学医学部精神科レジデンシー修了。米国ミシガン大学医学部児童思春期精神科クリニカルフェローシップ修了。財・東京都医学研究機構精神医学総合研究所、参事研究員,技術部長を経て、現職。所属学会:日本精神分析学会認定精神療法医、認定スーパーバイザー。日本精神分析協会正会員、訓練分析家。日本思春期青年期精神医学会運営委員。日本集団療法学会認定スーパーバイザー。国際精神分析学会正会員。

三好 せつ子 (みよし せつこ)

町田市役所子ども生活部子育て支援課/1998年から複数の福祉事務所において、母子自立支援員兼婦人相談員として相談業務に従事。おもにひとり親家庭や女性からの相談に応じ、問題解決や自立支援をサポート。

望月 利将 (もちづき としまさ)

西東京市社会福祉協議会 事務局長/保谷市役所入庁。福祉事務所にて生活保護の地区担当員(ケースワーカー)として17年間従事。その後、保健福祉の総合相談、生活保護の査察指導員、介護保険準備担当主幹など。H13年2月合併により西東京市に。同市保健福祉部高齢福祉課主幹として、高齢者保健福祉計画の策定、権利擁護センター「あんしん西東京」の立上げ等に従事。広報広聴課長、多摩六都科学館組合事務局次長など歴任。福祉部参与として、地域福祉計画の策定後、H21年4月福祉部長。H22年4月より社会福祉協議会 事務局長、現在に至る。

研修のお申込み

1/20 お申し込みは締め切らせていただきました。

TKP代々木ビジネスセンター 案内図

TKP代々木ビジネスセンター 案内図

ハロー貸会議室 新宿 案内図

ハロー貸会議室 新宿 案内図

研修会場ご案内

講義とグループワークは下記のいずれかで実施します

TKP代々木ビジネスセンター

1号館 東京都渋谷区代々木1-28-25
2号館 東京都渋谷区代々木1-27-17

■ JR代々木駅 西口または都営大江戸線代々木駅A2 出口より 徒歩1 分程度

TKP代々木ビジネスセンター : http://tkpyoyogi.net/access/index.shtml

ハロー貸会議室 新宿

東京都新宿区西新宿1-5-11 新宿三葉(ミツバ)ビル6F

■ JR新宿駅西口より徒歩1分 小田急ハルクの隣のビル

ハロー貸会議室 新宿 :
http://www.hello-mr.net/shinjuku-city/shinjuku01/index.html

主催

東京都福祉保健局保健政策部
特定非営利活動法人 メンタルケア協議会

▼ お問い合わせ

特定非営利活動法人 メンタルケア協議会
所在地:〒151-0053 渋谷区代々木1-55-14-403
TEL:03(5333)6446   FAX : 03 (5333) 6445