2020.1 東京都 自殺防止のための電話相談技能研修のご案内 2020年1-3月

参加登録制
定員30名
参加費不要

電話相談員として働きたい方たちへ

東京都では、自殺防止対策の一環として、電話相談窓口「自殺相談ダイヤル~こころといのちのほっとライン~」を平成22年4月から開設しています。
この電話相談に従事する相談員(非常勤)を育成するための研修を下記のように行います。
この研修を受講できるのは、令和2(2020)年度から電話相談員(非常勤)として働きたいと考えておられる方です。
意欲溢れる方々のご応募をお待ちしておりますので、ぜひ参加をご検討ください。
なお、受講された方全員が相談員として採用されるわけではありません。

定員を超える応募があった場合には、令和2(2020)年度に相談員(非常勤)として働くことが可能な方を優先させていただきます。

会場変更のお知らせ

3月20日(金) 開催の他機関へ繋ぐ(ケース検討とロールプレイ)は会場が変更となりました。
変更前:TKP新宿カンファレンスセンター
変更後:全理連ビル 9F BC 室
参加される皆様はご注意ください。

研修内容

◎ 修了証の発行

必須項目を含む8単位以上を受講した方には、修了証を発行します。

  • 基礎知識習得
    のための講義
  • グループによるロールプレイ
  • 相談現場における陪席及び実務体験

※ 詳しくは下記 研修日程 をご覧ください。

研修日程

※ご注意ください! TKP新宿カンファレンスセンターの会場名、現場研修④東京ダルクの研修時間が変更になっています。

I. 基礎知識習得の
ための講義

各1単位
すべて必修

1/26(日) 12:00~18:00

① 「コミュニケーションがとりにくい方」の対象理解を進める

全理連ビル9F BC 室

12:00~12:30
開講式
羽藤 邦利
12:30~14:20
講義1 ソーシャルメディアのコミュニケーションの特徴
鳥海 不二夫
 質疑応答
14:30~16:00
講義2 ゲーム依存について
北湯口 孝
 質疑応答
16:10~18:00
講義3 ひきこもりの理解と支援
羽藤 邦利
 質疑応答

2/2(日) 12:00~18:00

② 臨床の現状と相談に役立つアプローチ
  ~加害者とその家族の理解と支援~

全理連ビル9F BC 室

12:00~14:30
講義1 非行・犯罪臨床から
原田 隆之
 質疑応答
14:30~18:00
講義2 加害者家族への危機介入―捜査段階の支援
阿部 恭子
相澤 雅彦
講義3 加害者家族と情状鑑定―公判段階の支援
 質疑応答

2/9(日) 12:00~18:00

③ 依存症との向き合い方

TKP新宿カンファレンスセンター ホール6A(名称変更によりホール6A→【ホール6D】へ変更となりました。)

12:00~14:30
講義1 依存症の理解と治療(仮)
成瀬 暢也
 質疑応答
14:30~17:00
講義2 ハームリダクションについて
古藤 吾郎
 質疑応答
17:00~18:00
講義3 中部総合精神保健福祉センターの薬物依存などの相談について
工藤 博英
 質疑応答

II. グループ
ロールプレイ

各1単位
すべて必修

2/23(日) 2/29(土)12:00~18:00

① 自殺リスクアセスメントと自殺に関連する相談
 (模擬事例検討とロールプレイ)

未遂相談員
 西村由紀
 大神那智子
 西森優実子
 大久保佳幸
 高橋美恵子

2/23(日)全理連ビル 9F BC 室

2/29(土)TKP新宿カンファレンスセンタールーム6B
(名称変更によりルーム6B→【ホール5E】5Fへ変更となりました。)

※ 2/23、2/29 のどちらか一日に参加

3/20(金・祝) 12:00~18:00

② 他機関へ繋ぐ(ケース検討とロールプレイ)

荒井 澄子
國吉 淨子
西村 由紀

TKP新宿カンファレンスセンタールーム6B
(名称変更によりルーム6B→【ルーム6C】へ変更となりました。)

3/22(日) 12:00~18:30

③ 相談を受けとめる(ロールプレイとグループ)

内藤 武
西村 由紀

全理連ビル 9F BC 室

18:00~18:30
閉講式
羽藤 邦利

III. 現場研修

各1単位

①は必修、
②~④は一つ以上
を選択

2/8(土)・2/10(月)・2/13(木)・2/14(金)・2/25(火)・3/1(日)・3/2(月)・3/4(水)
18:00~21:00

① 東京夜間こころの電話相談

電話相談対応の基本(レクチャー)/ 相談の陪席

荒井 澄子
國吉 淨子
西村 由紀

相談室

※ いずれか1日に参加。

2/12(水)・3/5(木)・3/8(日)・3/15(日)・3/21(土)
18:00~21:00

② 東京都精神科救急医療情報センター

センター業務の説明、相談の陪席、
 精神科救急対応の基本(レクチャー)

救急相談員
 西村 由紀
 永島 章子
 山城 久典

相談室

※ いずれか1日に参加。

2/18(火)・2/20(木)・3/12(木)・3/17(火)
9:00~15:00

③ 多摩在宅支援センター卵
 (訪問看護ステーション)

訪問看護の実態について(レクチャー)
訪問の同行

寺田 悦子 スタッフ

ステーションおよび訪問対象者宅(立川または八王子)

※ いずれか1日に参加。

2/4(火)・2/5(水)・2/6(木)・2/19(水)
水曜日 13:00 - 15:30 (※9:30~11:30に変更になりました)
他 10:00 - 12:00(※13:00~15:30変更になりました)

④ 東京ダルク

ダルクの活動について(レクチャー)
自助グループミーティングへの参加

幸田 実

東京ダルク

※ いずれか1日に参加。

3月下旬(全4回)
13:00~19:00

⑤ 自殺相談ダイヤル

(次年度採用予定の方のみ)

西村 由紀

相談室

講師・団体紹介(50音順)

相澤 雅彦(あいざわ・まさひこ)

特定非営利活動法人WorldOpenHeart 臨床心理士/ソリューションフォーカスト・アプローチを中心に個別及び集団心理療法や不適応行動の改善プログラムに取り組む。刑事施設内処遇カウンセラー、公立学校スクールカウンセラー、大学生学生相談カウンセラーとして活動している。著作『加害者家族支援の理論と実践―家族の回復と加害者の更生に向けて―』、『性犯罪加害者家族のケアと人権―尊厳の回復と個人の幸福を目指して―』、『加害者家族の子どもたちの現状と支援―犯罪に巻き込まれた子どもたちへのアプローチ―』(いずれも分担執筆)。

阿部 恭子(あべ・きょうこ)

特定非営利活動法人WorldOpenHeart 理事長/1977年宮城県仙台市生まれ。東北大学大学院法学研究科博士課程前期修了(法学修士)。2008年大学院在学中、任意団体WorldOpenHeartを設立し、2011年法人格取得。現在、NPO法人WorldOpenHeart理事長。 日本で初めて犯罪加害者家族を対象とした支援活動を行う。著書『息子が人を殺しました―加害者家族の真実―』(幻冬舎新書、2017)。

荒井 澄子 (あらい・すみこ)

メンタルケア協議会理事/元南多摩保健所/東京都に39年間勤務。検診機関保健師(がん検診センター)、職域保健師(衛生局, 総務局)、福祉保健局本庁(精神保健福祉課)、地域保健師(3つの保健所)など。

大下 隆司(おおしも・たかし)

メンタルケア協議会副理事長/代々木の森診療所院長/神戸国際大学保健センター特命教授/東京女子医科大学児童思春期外来非常勤講師/医学博士/神戸大学医学部卒業。社会人経験後、医学部に入りなおし、精神科医となる。神戸大学医学部付属病院、都立墨東病院、明石土山病院、兵庫県中央児童相談所、東京女子医科大学病院に勤務。H24年4 月より代々木の森診療所院長。

北湯口 孝(きたゆぐち・たかし)

臨床心理士/公認心理師/2010年久里浜医療センター入職。2011年医療観察法病棟勤務。2013年ギャンブル依存症外来立ち上げに関わる。2014年ネット依存治療チーム所属。現在は主に医療観察法業務とネット依存治療業務に関わっている。専門は、司法精神科における心理業務と依存症。特にネット依存における心理業務(カウンセリングや集団精神療法、ネット依存専門キャンプ等)全般。寄稿書 日総研こどもケア2016「子供のネット依存 実情と具体的治療、予防について」、日本学校保健研修社『健』2016「自分をコントロールできないネット依存症」、親と子と教職員の教育相談室 教育相談室だより2018「子どものスマホゲーム依存について」、大阪保険医雑誌 2018 No.627「スマホ・ネット・ゲーム依存に追い込まれる子どもたち」など。

國吉 淨子(くによし・きよこ)

メンタルケア協議会理事/元都立中部総合精神保健福祉センター/S52~東京都勤務。松沢病院、多摩総合、中部総合精神保健福祉センターなど。

幸田 実(こうだ・みのる)

東京ダルク・ダルクホーム施設長/ダルクは薬物依存症者に共同生活の場を提供し、薬物を使わない生き方のプログラムを実践することによって、回復を支援する。回復していくための場、時間、回復者モデルを提供し、ナルコティクスアノニマス(NA)の12ステップに基づいたプログラムによって新しい生き方の方向付けをし、各地の自助グループにつなげていく。

工藤 博英(くどう・ひろひで)

東京都立中部総合精神保健福祉センター 広報援助課課長代理/看護師

古藤 吾郎(ことう・ごろう)

ソーシャルワーク 修士(MSW) /精神保健福祉士/受刑中の薬物事犯者への通信プログラム、ドラッグ・ユーザー/ダルク入所者等へのC型肝炎、HIV/エイズの感染症ワークショップ、ドラッグOKトーク、調査・研究、薬物使用に係るソーシャルワーク、ハームリダクション、DV加害者教育、移民(移住労働者)支援、日本薬物政策アドボカシーネットワーク事務局長

寺田 悦子(てらだ・えつこ)

NPO 法人多摩在宅支援センター円(えん) 理事長/当法人は居宅介護サービス事業、共同生活援助事業、相談支援事業など「在宅での支援を必要とする高齢者・障がい者・傷病者等がその人らしい豊かで多様な生活ができるよう応援する」を理念に掲げ、多摩地域で各種事業を展開している。特に、精神障がい者へのニーズに応えているのが特徴である。居宅介護サービスとしては訪問看護ステーション卵、訪問看護ステーション元( げん)。共同生活援助事業にはグループホーム櫻の杜ハウス、グループホームくぬぎの杜がある。相談支援事業には地域活動支援センター連( れん) がある。

鳥海 不二夫(とりうみ・ふじお)

2004年、東京工業大学大学院理工学研究科機械制御システム専攻博士課程修了。博士(工学)。同年名古屋大学情報科学研究科助手を務め、2007年同助教。2012年より東京大学大学院工学系研究科准教授。エージェントベースシミュレーション、人工市場、ソーシャルメディア、計算社会科学、ゲームにおけるAIなどの研究に従事。人狼知能プロジェクト代表。電子情報通信学会、人工知能学会、日本社会情報学会の会員。

内藤 武(ないとう・たけし)

メンタルケア協議会理事/元立教大学学生相談所インテーカー/「東京いのちの電話」土曜医療面接員、ロンドン滞在中(H3年~H4年)「Samaritans(自殺予防電話相談)」の日本語ラインの相談員などを担当し、現在は「埼玉いのちの電話」の研修に従事。

成瀬 暢也((なるせ・のぶや)

精神科医/昭和61年3月順天堂大学医学部卒業。4月同大精神神経科入局。大学病院などで研修医として勤務。同大助手を経て、平成2年4月埼玉県立精神保健総合センター開設と同時に勤務。平成7年4月同センター依存症病棟に配属。平成14年4月同センター組織改変にともない、埼玉県立精神医療センターと埼玉県立精神保健福祉センターとなる。平成20年10月より埼玉県立精神医療センター副病院長(兼埼玉県立精神保健福祉センター副センター長)。専門分野は薬物依存症・アルコール依存症、中毒性精神病の臨床

西村 由紀(にしむら・ゆき)

メンタルケア協議会理事/メンタルケア協議会の法人設立を手伝い、東京都精神科救急医療情報センター、東京夜間こころの電話相談、東京都自殺相談ダイヤルの立ち上げに携わる。

羽藤 邦利(はとう・くにとし)

メンタルケア協議会理事長/S42京大医学部卒。富士病院、東京都立松沢病院を経て、S58代々木の森診療所開設。H2年1月より代々木の森診療所院長。H24年4月より同診療所理事長。専門:臨床精神医学一般。

原田 隆之(はらだ・たかゆき)

筑波大学教授/1964年生まれ。一橋大学社会学部卒業。同大学院社会学研究科博士前期課程、カリフォルニア州立大学心理学研究科修士課程修了。東京大学大学院医学系研究科でPhD取得。法務省、国連薬物犯罪事務所(ウィーン本部)、目白大学人間学部教授等を経て、現在筑波大学人間系教授、東京大学大学院医学系研究科客員研究員。専門は、臨床心理学、犯罪心理学。著書に「犯罪行動の心理学」(北大路書房)、「心理職のためのエビデンス・ベイスト・プラクティス」(金剛出版)、「公認心理師のための基礎科目講義」(北大路書房)、「入門犯罪心理学」「痴漢外来:性犯罪と闘う科学」「サイコパスの真実」(ちくま新書)などがある。

メンタルケア協議会未遂相談員

大神那智子/西森優実子/大久保佳幸/高橋美恵子/永島章子/山城久典

研修のお申込み

定員30名、書類選考とさせていただきます。
下記より所定の 参加申込書 および 履歴書 をダウンロードし、必要事項ご記入の上、 FAX. 03-5333-6445 または 郵送 (送付先はPDF参照) でお送りください。 参加申込書の選択欄(参加可能日など)は必ずご記入ください。

定員(30名)を超える応募があった場合には、2019年度に相談員として働くことが可能な方を優先させていただきます。

※お申し込み受け付け後、選考の上、受講票を1月25日までにメール(またはFAX)にてお送りいたします。

※なお、メンタルケア協議会非常勤相談員の採用には、別途選考がございます。

会場案内図

全理連ビル、KP新宿カンファレンスセンター(新宿)

※地図をクリクするとpdfファイルが開きます。

研修会場ご案内

講義とグループワークは下記のいずれかで実施します

全理連ビル 9F会議室(代々木)

東京都渋谷区代々木1-36-4

■JR 代々木駅 北口/大江戸線 代々木駅A3出口より
 徒歩1分(1Fがマクドナルドのビルです)

TKP新宿カンファレンスセンター(新宿)
カンファレンスホール6A/ルーム6B

施設リニューアルに伴う会議室名称の変更がありました
ホール6A →【ホール6D】ルーム6B →【ルーム6C】

東京都新宿区西新宿1-14-11 Daiwa西新宿ビル6F

■ 新宿駅西口 徒歩10分
(1Fがdocomoショップ新宿西口のビルです)

 ※施設リニューアルに伴う会議室名称の変更がありました  ホール6A →【ホール6D】ルーム6B →【ルーム6C】

主催

東京都福祉保健局保健政策部
特定非営利活動法人 メンタルケア協議会

▼ お問い合わせ

特定非営利活動法人 メンタルケア協議会
所在地:〒151-0053 渋谷区代々木1-57-4-2F
TEL:03(5333)6446   FAX : 03 (5333) 6445

研修会の更新履歴

2020.3.16(月)
3月20日(金) 開催の他機関へ繋ぐ(ケース検討とロールプレイ)は会場が変更となりました。
変更前:TKP新宿カンファレンスセンター
変更後:全理連ビル 9F BC 室
2020.1.9(木)
1月26日(日) 開催の①「コミュニケーションがとりにくい方」の対象理解を進める
に久里浜医療センター 北湯口 孝先生の講義が決定しました。
12:30~14:20 講義2 ゲーム依存について
チラシを最新版に差し替えました。
2020.1.8()
TKP新宿カンファレンスセンター 施設リニューアルに伴い会議室名の変更がございました。
・ホール6A → 【ホール6D】
・ルーム6B → 【ルーム6C】
また、2/29(土)13:00~18:00 開催の① 自殺リスクアセスメントと自殺に関連する相談(模擬事例検討とロールプレイ)は都合によりTKP新宿カンファレンスセンターホール5A(5F)に会場が移動となりました。
2019.12.30(月)
東京都 自殺防止のための電話相談技能研修のご案内を掲載しました。