「東京都自殺相談ダイヤル こころといのちのホットライン」は、東京都が自殺対策の一環として行っている電話相談窓口です。東京都からの委託を受けてメンタルケア協議会が運営しています。
相談業務に携わっている電話相談員は、臨床心理士や精神保健福祉士などの専門家です。相談員は、自殺対策に関する特別の研修を受けて業務に就いています。
この電話相談窓口は平成22年4月15日に開設されました。孤立していて、他に相談するところを持たない方からの相談が多く、また、仕事がみつからない、家庭内でトラブルが続いているなど、生活上の困難を抱えた方の相談が少なくありません。電話相談では、「死にたい」という気持ちをしっかりお聞きしながら、併せて、相談してこられた方の生活上の困難を解決するのに役立つ機関を確実にご案内することもしています。
メンタルケア協議会では、「東京都自殺相談ダイアル」の運営だけでなく、「自殺防止のための電話相談技能研修」を東京都からの委託を受けて行っています。臨床心理士、精神保健福祉士、看護師などの専門職の方を対象とした自殺関連の電話相談に関する研修で、1回の研修期間は2~3ヶ月間、年に2回行っています。
これらメンタルケア協議会が行っている自殺対策関連事業の運営や研修プログラムに関して、外部から幅広い分野の専門家に参加していただいているアドバイザリーボードを設け、定期的にご助言ご指導していただいています。いただいたご助言ご指導は、業務の質の向上に役立てています。
平成24年度東京都地域自殺対策緊急強化補助事業
自殺リスクが高く、各種相談機関や医療機関へつなぐ必要性のある方への同行支援 及び 自殺リスクが高く、短期間継続して面接相談を行うことで問題解決に結びつく可能性のある方への継続カウンセリング
平成25年度東京都地域自殺対策緊急強化補助事業
自殺リスクが高い方への同行支援、関係機関との連携、面接相談
平成25年度東京都地域自殺対策緊急強化補助事業
東京都における平日日中の精神科救急受診相談と、精神科入院仲介
平成25年度東京都地域自殺対策緊急強化補助事業
働く人の自殺防止とメンタルヘルス向上に役立つ事業所対応手引き書と研修プログラム作成
東京都福祉保健局 報道発表資料
「自殺防止!東京キャンペーン」の実施結果