「東京都こころといのちのサポートネット」は、日中に精神科への救急受診をお手伝いする電話相談窓口です。
自殺企図のあった患者さんが、身体的な処置が終わった後に精神科へスムーズに受診できるようにお手伝いします。
一般科医療機関を受診された患者さんが、精神科への転院が必要となった時に転院先をお探しするお手伝いをいたします。
さらに、精神科外来の患者さんで、すぐに精神科入院が必要になった時にも入院可能な精神科病院を探すお手伝いをします。
自殺未遂者・希死念慮のある方・自殺リスクのある方について、
- このまま家に帰すのは心配だ
- 緊急に支援する必要がある
- すぐに受診できる精神科、医療機関がみつけられない
このような方がいらした時は、
「東京都こころといのちのサポートネット」に貴機関のスタッフからご連絡下さい
再発防止のため
- どのような支援をすれば良いか、貴機関スタッフとご一緒に考えます
- 精神科医療機関、保健所、その他の支援機関をご紹介・仲介します
- 必要な場合、貴施設にお伺いしたり、ご本人に同行して支援します
- 安心できるまでご本人やご家族を見守ります
ご利用時のお願い
- まずは、日常利用されている地域のネットワークの中で対応出来ないないかご検討下さい。
- ご相談の第一報は、今、ご本人がいらっしゃる機関、もしくは主に支援している機関のスタッフの方からお願いします。
- 現在の状態や経緯について、スタッフの方から情報をいただけるようにお願いします。
- 身体の処置や検査が必要な場合は、そちらを優先させて頂くようにお願いします。
- 貴機関が「こころといのちのサポートネット」からの情報提供等を活用して、他機関への仲介や本人・家族の支援をした場合には、その後の経過についてご報告をお願いしています。
- ご不明なことや、ご利用するかどうか迷われる場合には、ご相談下さい。
- 自傷他害の恐れがある場合には、本人家族の同意がなくても警察への通報が必要になります(迷う場合はご相談下さい)。
相談の流れ
相談のみの場合
仲介時の口頭同意について
- 仲介時には、現在の状況に加え、ご本人やご家族の基本的な個人情報を仲介先にお伝えする必要があります。
- 原則として、ご本人(ご本人から取れない場合はご家族)の同意を下記の要領でとってください。
- 本人(家族)へ「このままお帰りいただくのは心配なので、東京都の相談窓口にあなたの情報をお伝えして、必要な支援機関を紹介して頂くようにしたいのですが、よろしいですか?」と伝える。
- カルテや相談記録に、上記を説明した日時、説明したスタッフ名、本人(家族)が同意した時の返事をそのまま明記する。
- 書面を使った方がよろしければ、相談依頼書をご利用下さい。
直接支援時の書面同意について
- 直接支援時には、ご本人やご家族の基本的に個人情報を把握したうえで、ご本人や家族と電話や面接などでお話する必要があります。
- ご本人(ご本人から取れない場合はご家族)に「相談依頼書」を渡して、署名をもらって下さい。
- ご署名いただいた「相談依頼書」はコピーを取ってご本人にお渡しいただき、原本は貴機関で保存してください。