事業案内

講演会

(※報告書は、第12回シンポジウムと併せて一冊になっています)

Dr. Joanne Smithさんに聞く
英国家族会RETHINKと新しい家族支援

英国では、1995年、主に家族を対象にした介護者支援法『Carers ACT』が施行されました。障害者のいる家族を社会で支える仕組みが作られたのです。

その法律にもとづいて、障害者を介護するための休暇が認められたり、家族支援専門ワーカーが新たに導入されるなど、家族支援の施策が次々と打ち出されています。こうした流れがあって英国の精神障害者家族会RETHINKはとても元気が良いようです。

このたび英国からDr. Joanne Smithさんをお招きしました。英国で、家族支援とEarly Intervention(早期治療・早期介入)に中心的に活動しておられる方です。Dr. Joanne Smithさんから、とても元気な英国の精神障害者家族会の活動についてお聞きする講演会を開催します。奮ってご参加下さい。

日 時
平成20年6月19日(木) 18:00~20:30 17:30開場 18:00開演
場 所
烏山区民会館 集会室(京王線千歳烏山駅徒歩1分)
  世田谷区南烏山6-2-19  TEL:03-3326-3511
参加費
500円(当事者及びその家族は無料)
定 員
100名
申 込
事前申し込み不要 直接会場受付へ
※入場者数が定員に達した場合には、受付を終了致します。
主 催
Dr. Joanne Smith招請委員会
メンタルケア協議会
東京都精神障害者家族会(つくし会)
後 援
ヤンセンファーマ(株)

プログラム

18:00
開会のあいさつ
18:05

講演1 「統合失調症の早期治療におけるお薬の役割」

座長 : 羽藤 邦利 先生(メンタルケア協議会理事長)
講師 : 稲垣 中 先生 (慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科準教授)

18:30
東京つくし会 あいさつ
18:40

講演2 「英国家族会RETHINKと新しい家族支援」

座長 : 伊勢田 堯 氏(前東京都立多摩総合精神保健福祉センター所長)
講師 : Dr. Joanne Smith(英国ウォセスター州ニュータウン病院心理部門)

20:00
質疑応答
20:25
閉会のあいさつ

Dr. Joanne Smithさんの紹介

Dr. Smithは、現在、ウォセスター州のニュータウン病院心理部門にChartered Clinical Psychologistとして勤務しておれます。同時に、同州の精神保健ネットワーク(Mental Health Partnership NHS Trust)のEarly Interventionに関する責任者を務めながら、Early Interventionサービスの実施に直接携わっておられます。また、Early Interventionのプログラムの開発に関するイングランド国立精神保健機構(NIMHE)と英国家族会(RETHINK)とのジョイント企画の二人の責任者のうちの一人です。

1981年にバーミンガム大学心理学科を卒業された後、1990年に同大学でPhDを取得。長く臨床に携わりながら、精神障害者と家族への介入(Intervention)に関して多数の業績を挙げておられます。近年では、早期介入の患者・家族への心理教育ツールキットの開発や、「早期介入のための臨床ガイドライン」、保健省のガイドラインの作成に携わるなど、州レベル、国レベルの政策決定に関わっておられ、さらに米国国立精神保健研究所のリカバリー・プロジェクトのコンサルタントを務めるなど国際的にも精力的に活躍しておられます。これらの業績が評価され2003年に英国心理学会賞を受賞されています。

英国では臨床心理士Clinical Psychologistは、精神保健の分野で、精神科医に比肩、あるいは凌駕する役割を担っています。Chartered Clinical Psychologist はClinical Psychologistの中でも特別の資格のようです。

お問合せ

特定非営利活動法人 メンタルケア協議会
〒151-0053 東京都渋谷区代々木1丁目55番14号 セントヒルズ代々木 403号室
TEL:03(5333)6446