事業案内

第13回シンポジウム

社会的支援が届いていない
膨大な数の人たちへの支援を考える
~ひきこもり、外来ニート、未治療・治療中断~

第13回シンポジウム 社会的支援が届いていない膨大な数の人たちへの支援を考える ~ひきこもり、外来ニート、未治療・治療中断~

日 時
2010年6月27日(日) 10:30 - 17:45
会 場
明治大学アカデミーコモン3F アカデミーホール
東京都千代田区神田駿河台1-1(JR御茶ノ水駅御茶ノ水口徒歩2分)
参加費
事前登録 : 一般¥2,500 会員¥1,500 (ホームページ予約¥200引)
当日受付 : 一般¥3,000 会員¥2,000
懇親会
事前登録 : 一般¥2,500 会員¥1,500
当日受付 : 一般¥3,000 会員¥2,000

長期にわたるひきこもりは約300万人、その中には精神障害が原因の人が少なくない。
通院しているが「6ヶ月以上、就労、就学、通所などをしていない」ニート状態の人が約40万人。
未治療、治療中断の人も少なくない。
そのほとんどの人たちは必要な社会的支援を受けられていない。
私たちはこれから何をすれば良いのか、
支援に取り組み始めている方々をお招きして、徹底討論してみたい。

第13回シンポジウムは盛会のうちに終了いたしました。
多数のご参加、まことに有難うございました。

プログラム   |   講師プロフィール   |   会場案内   |   お問合せ   |   ポスター・パンフレット

プログラム

9:30
受付開始
10:30~10:35
シンポジウム開演
開会挨拶

浜田 晋(メンタルケア協議会顧問)

(午前の部)
【座長】

白石 弘巳(東洋大学ライフデザイン学部教授)
西村 由紀(メンタルケア協議会理事)

10:35~11:25

第1部 最近の精神保健医療福祉施策の動向

林 修一郎 (厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部精神・障害保健課)

11:30~12:30

第2部 地域で支援が届いていない膨大な数の人たち

「孤立している家族」―― そのあまりにも過酷な状況

野村 忠良 (東京つくし会 会長)

「膨大な数の『外来ニート』に注目しよう」
―― 実態調査から見えた実現可能な支援策とは

平川 博之 (日本精神神経科診療所協会副会長)

「『ひきこもり』の実情」
―― ひきこもり当事者・親・家族と関わって見えてきたこと

井手 宏 (全国引きこもりKHJ親の会・西東京「萌の会」会長)

12:30~13:30
昼休み - (12:45~13:15 メンタルケア協議会総会 会員のみ出席可)
(午後の部)
【座長】

羽藤 邦利(メンタルケア協議会理事長)
西村 由紀(メンタルケア協議会理事)

13:30~15:40

第3部 各地で始められている新しい取り組み

「対象を限定しない、総合相談の活動から」
―― 千葉県市川地域でのアウトリーチ型総合相談事業のなかでは、ひきこもりやホームレスなど、社会的支援から疎外された多くの人たちに出会うことになりました。

朝比奈ミカ (中核生活支援センター「がじゅまる」センター長)

「福祉サービスを取り入れながら、小さな支援を紡ぎ、つないで行く試み」
―― 病気・介護・仕事の経験や持ってる資格をみんなの財産として共有すれば、私たちは出会えます。

満窪 順子 (非営利型一般社団法人たまぷらねっと代表理事)

「ひきこもりを支援する“窓の会”活動」
―― 家にひきこもりがちな精神障害者への戸別訪問と、フリースペースの提供

小松 正泰 (元全家連理事長、「窓の会」代表)

14:30~14:40 【休憩】

「困難事例への訪問の経験から」
―― その人らしい多様な生活を応援する支援とは

寺田 悦子 (多摩在宅支援センター円理事長)

「ACT-Kにおける、未治療・医療中断者への関わり」
―― 未治療・中断の人たちの問題は人間不信と医療不信、人間関係の再構築が大切

高木 俊介 (たかぎクリニック院長、ACT-K代表)

「通常の外来診療を担いながら重度の障害者の地域支援を試みる」
―― いつからでも、どの診療所からでも、はじめられる地域支援

新居 昭紀 (ぴあクリニック院長)

15:40~15:55 【休憩】

15:55~17:40

第4部 総合討論

支援が届いていない人たちを支援するために私たちは何から始めれば良いのか
17:40~17:45
閉会挨拶

穂積 登 (メンタルケア協議会前理事長)

18:00~
懇親会 (アカデミーコモン2F 研修室)

講師プロフィール

野村 忠良 (のむら ただよし)

東京つくし会会長

1964 年東京教育大学文学部哲学科入学。1966年臨済宗廣徳寺で僧籍に入る。1969年東京教育大学中途除籍。1970年還俗。1972年知的障害児入所施設「社会福祉法人滝乃川学園児童部」就職。1979年知的障害者更生施設「社会福祉法人滝乃川学園成人部」へ移籍。1988年同施設退職。1989年精神障害者小規模作業所「梅の木の家共同作業所」就職。1995年精神障害者小規模作業所「レスポワール工房」へ移動。2004年同作業所(2003年小規模通所授産施設に変更)定年退職

【家族会活動歴】1975年府中市精神障害者を守る家族会入会。 1996年東京都精神障害者家族会連合会理事就任。1997年東京都精神障害者家族会連合会副会長就任。全国精神障害者家族会連合会評議員就任。1998 年全国精神障害者家族会連合会監事就任。1999年府中市精神障害者を守る家族会会長就任現在に至る。2000年全国精神障害者家族会連合会監事退任。 2005年東京都精神障害者家族会連合会会長就任現在に至る。

平川 博之 (ひらかわ ひろゆき)

日本精神神経科診療所協会副会長

【略歴】1980年5月金沢医科大学神経精神科入局。1988年1月医療法人社団 光生会平川病院副院長。同年3月ひらかわクリニック院長。1995年10月介護老人保健施設ハートランドぐらんぱぐらんま開設。2005年4月医療法人社団光生会理事長。

【主な役職等】社団法人日本精神神経科診療所協会副会長・東京精神神経科診療所協会会長・社団法人全国老人保健施設協会常務理事、研修委員長・東京都老人保健施設連絡協議会副会長・日本成年後見法学会理事・社団法人東京都医師会広報委員会副委員長・社団法人八王子市医師会理事

井手 宏 (いで ひろし)

全国引きこもりK・H・J・親の会・西東京「萌の会」会長

1998年会社を退職後自身の会社を起業し車イス介助や運転ボランティア活動を開始。同時にひきこもりを抱える親・家族の相談を受け始め、2002年2月にK・H・J・全国引きこもり親の会の西東京支部「萌の会」の会長として活動、現在に至る。

朝比奈 ミカ (あさひな みか)

中核生活支援センター「がじゅまる」センター長

1988年東京都社会福祉協議会にて、高齢者の就労・生活相談、福祉全般の広報、出版企画、調査研修、研修等の業務にあたる。2004年、社会福祉法人一路会にてがじゅまるの創設にかかわり、同年10月から現職。

満窪 順子 (みつくぼじゅんこ)

非営利型一般社団法人たまぷらねっと代表理事

6年弱にわたる精神科病院での看護助手を経て、40歳で看護師資格を取得。その後国立市で精神障害者通所作業所設置に参加し、以後22年勤務。1昨年退職し一般社団法人たまぷらねっとを設立し、介護事業を始める。

小松 正泰 (こまつ まさやす)

元全家連理事長、「窓の会」代表

慶應義塾大学理工学部中退後、1993年三菱電機ビルテクノサービスで冷熱関係エンジニア ⇒ 管理職 ⇒ 役員 ⇒ 顧問を務め、2008年NPO法人あやめ会会長⇒理事長、2003年~2007年元全家連理事長を兼務。2000年~ひきこもる精神障害者を支援する“窓の会”代表。2009年地域活動支援センター “窓の会”開設、現在に至る。趣味は酒と仕事 (+クラシック音楽観賞+エクセル)

寺田 悦子 (てらだ えつこ)

多摩在宅支援センター円理事長

公立病院・民間精神科病院で10数年間看護師として働いた後、1986年友人達と「共同作業所棕櫚亭」を開設。1997年(社福)多摩棕櫚亭協会にてピアス・生活支援センターなびぃ勤務。2005年NPO法人多摩在宅支援センター円を立ち上げ、訪問看護ステーション円(八王子市)開設。2007年独立型精神科訪問看護ステーション元(立川市)開設。その後、グループホーム・地域活動支援センター等開設。

【資格】看護師・精神保健福祉士・介護支援専門員

高木 俊介 (たかぎ しゅんすけ)

たかぎクリニック院長、ACT-K代表

1983年京大医学部卒。1984年~1992年光愛病院勤務。1992年~2002年京大病院精神科勤務。2002年~2004年浪人。2004年~たかぎクリニック開設。

新居 昭紀 (あらい あきのり)

ぴあクリニック院長

1966年3月東京大学医学部卒業。1968年3月東京大学医学部付属病院実地研修終了。

【職歴】1968年7月~1974年9月医療法人社団一陽会陽和病院勤務(東京)。1974年10月~1981年9月静岡大学保健管理センター講師。1981年10月~1983年2月聖隷三方原病院勤務・精神科医長。1983年3月~1990年10月同病院・精神科科長。1990年11月~1992年3月同病院・副院長。1992年4月~2003年3月聖隷三方原病院病院長。2003年4月~聖隷三方原病院名誉院長。2003年4月~2006年3月県精神障害者退院促進自立支援事業代表。2004年4月~精神障害者訪問ボランティア(カンガルーくらぶ)代表。2007年2月ピアクリニック開業、現在に至る。

会場案内

明治大学駿河台校舎 アカデミーコモン 3Fアカデミーホール

JRお茶の水駅 お茶の水口改札口より徒歩2分

交流スペース

参加者の所属する精神科関連施設等の宣伝や作品や展示販売、書籍等の販売ができます。
事前登録時にお申し込みください。

お問合せ

特定非営利活動法人 メンタルケア協議会
〒151-0053 東京都渋谷区代々木1丁目55番14号 セントヒルズ代々木 403号室
TEL:03(5333)6446 メールはこちら

ポスター・パンフレット (PDF)


ポスター

(PDF: 870KB / A3)

パンフレット

(PDF: 1.91MB / A3 2折)