Home > 事業案内 > JAMシンポジウム > 第15回シンポジウム
地域の中に、精神保健医療福祉の課題が山積しています。昔からあるが手がついていない課題、社会の変化の中で新たに浮かび上がってきた課題、どれも切実です。
「精神保健福祉法第41条による指針」や、都道府県の「精神疾患の医療計画」の中で、これらの課題は明確には記載されておらず、対策もあいまいです。
どのように取り組んで行けばよいのか、3つの深刻な事例を検討することで、知恵を絞ってみたいと思います。
◆ 短期間で退院となり、すぐに再入院する人が増えている。しかし、退院後3ヶ月未満だと受け入れ先病院を見つけにくくて“医療難民”状態になることがある。
◆ 通院はしているが、社会参加していない人が推計40万人。通所施設を中断した人が多く、その後は家族だけが支え、社会的支援を受けていない。
◆ リストカット、過量服薬、脱法薬物、アディクション、虐待、DV、いじめ、ストーカーが最近の10年間で著しく増加した。
◆ 発達障害の有病率が増加し続けている。ADHDだけでも2.5%。就学支援や就労支援を飛躍的に強化する必要がある。(統合失調症の生涯有病率は0.85%)。
◆ 「メンタルヘルス」で休職した人の過去3年間の復職率の平均値は51.9%。復帰出来る人は二人に一人。退職率は「がん」についで高い。
◆ 一人暮らし世帯が3割を超えている。一人暮らしの人が精神疾患を患うと、一人暮らしでない人に比べて不安定で、自殺率が3倍以上である。
第15回シンポジウムは盛会のうちに終了いたしました。
多数のご参加、まことに有難うございました。
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羽藤 邦利 メンタルケア協議会理事長・代々木の森診療所理事長
西脇 健三郎 西脇病院 理事長・院長
《休憩10分間》
《休憩10分間》
西村 隆夫 メンタルケア協議会理事・にしむらクリニック院長
【問題】親の高齢化、独居精神障害者の生活支援、短期で退院、通所サービスの拒否、地域生活支援のキーパーソン不在
【問題】家庭問題、虐待、DV、薬物、摂食障害、リストカット、過量服薬
【問題】発達障害、リワーク、生活の行き詰り、孤立
(独立行政法人 国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所
自殺予防総合対策センター副センター長)
佐賀医科大学医学部卒業後、神奈川県立精神医療センター、横浜市立大学医学部附属病院精神科、国立精神・神経センター精神保健研究所司法精神医学研究部などを経て、H19より同研究所自殺予防総合対策センター自殺実態分析室長、H20より薬物依存研究部室長を併任、H22より現職。日本アルコール精神医学会理事、日本青年期精神療法学会理事など。
(NPO法人メンタルケア協議会 理事)
メンタルケア協議会の法人設立を手伝い、東京都精神科救急医療情報センター、東京夜間こころの電話相談、東京都自殺相談ダイヤルの立ち上げに携わる。
(医療法人志仁会 西脇病院 理事長・院長)
大阪医科大学卒。長崎大学医学部精神科医局、長崎県立東浦病院医長を経てS57医療法人志仁会 西脇病院 理事長/院長 就任、現在に至る。長崎純心大学院臨床心理非常勤講師、日本アルコール関連問題学会理事、九州集団療法研究会理事、特定非営利活動法人ちゅーりっぷ会長崎ダルク事務局長、全日本断酒連盟顧問、全国薬物依存症者家族連合会顧問など兼任。
(医療法人社団ヒプノシス 雷門メンタルクリニック 院長)
1962(昭和37)年沖縄生まれ。琉球大学医学部卒業後、同附属病院精神神経科、糸満晴明病院にて勤務。1994(平成6)年薬物依存症回復施設のダルクを支援するため上京し、都内の精神科病院勤務を経た後、2000(平成12)年雷門メンタルクリニックを開業。さまざまな依存症/思春期・青年期問題の専門相談を都内の公的機関で継続している他、山谷マック・東京ダルク・寿アルクなどの回復施設の運営に協力している。都立精神保健福祉センターの薬物依存家族教育プログラム担当。
(NPO法人多摩在宅支援センター円 訪問看護ステーション元事業所長・TACTチーム所長)
H19年4月より千葉県市川市で、国立精神・神経センターACT-Jプロジェクト臨床チーム、日本でのACTプログラム研究事業を行う。H20年4月、訪問看護ステーションACT-J立ち上げ。H23年1月より現職。
(東京都精神障害者家族会連合会(東京つくし会)理事)
中央区精神障害者家族会〈中央区つつじ会)相談員 / 中央区精神障害者グループホーム/ホームつつじ・サービス管理責任者 / 中央区精神障害者地域活動支援センター「ポケット中央」相談員 / 特定非営利活動法人つつじ理事 / 中央区自立支援協議会委員。2000年に中央区の精神障害者家族会に入会、以降、精神障碍者、家族とともに地域の精神障碍者の社会資源の充実に向けて活動中。
(NPO法人メンタルケア協議会 理事長 / 代々木の森診療所 理事長)
京都大学医学部卒。東京大学付属病院、富士病院、東京都立松沢病院、法務省八王子医療刑務所を経て、S58代々木の森診療所開設、現在理事長。その他、日本精神衛生会理事、日本精神神経学会理事、東京精神神経科診療所協会理事などを兼務。
(陽和病院地域支援室精神科医)
独立行政法人国立病院機構・久里浜アルコールセンターに勤務し依存症患者等と向き合いつつ、埼玉の病院で緩和医療を学んだ。H15ホームレス支援のためのNGO「TENOHASI」を立ち上げ(その後H20にNPO法人化)、代表として東京・池袋で炊き出しや医療相談などを行う。H21世界の医療団東京プロジェクト代表、H26世界の医療団理事就任。他にアジヤやアフリカを中心に約40カ国バックパッカーをしてまわる。著書に「漂流老人ホームレス社会(朝日新聞出版、2013)」。
東京都渋谷区千駄ヶ谷4-25-2 (JR代々木駅 西口より徒歩5分)
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特定非営利活動法人 メンタルケア協議会
〒151-0053 東京都渋谷区代々木1丁目57番4号 ドルミ第2代々木 2F
TEL:03(5333)6446 メールはこちら
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