事業案内

第16回シンポジウム

精神障害者地域移行の先
~地域移行先進国の欧米の実情、日本はこれからどうする~

第16回シンポジウム 精神障害者地域移行の先 ~地域移行先進国の欧米の実情、日本はこれからどうする~
日 時
2015年614日(日) 13:00 - 17:30
会 場
SYDホール
東京都渋谷区千駄ヶ谷4-25-2  (JR代々木駅 西口より徒歩5分)
定 員
250
参加費
会 員 : 事前申込 ¥1,000 | 当日申込 ¥2,000
非会員 : 事前申込 ¥2,000 | 当日申込 ¥4,000
懇親会
会員 : 無料
非会員 : 事前申込 ¥2,000 | 当日申込 ¥3,000

第16回シンポジウムは盛会のうちに終了いたしました。
多数のご参加、まことに有難うございました。

 

 “地域移行先進国”の欧米の実情は、これまで私たちが聞いてきた話とだいぶ違う。確かに精神科病床数は少ないが、精神障害者の居住施設が、英国やドイツでは人口1万当たり7ベッドある。ドイツでは、電車もバスも通わない山中にカギのかかる閉鎖施設がある。慢性統合失調症患者が100人以上収容されており、ここでほとんどの者が一生を終える…(佐々木一先生などの調査報告書より)。アメリカでは英国の約2倍、人口1万当たり14.1人の人がナーシングホームを利用している。統合失調症の人だけでなく、躁うつ病やうつ病の人、非精神病の人が大勢利用している(アメリカ疾病予防管理センターの資料など)。

 日本では、今、地域に、「通所施設を長年利用してきたが、自立や就労は難しい」、「いわゆる“ひきこもり”を何年も続けている」、「家庭内暴力が繰り返され、本人も家族も疲弊しきっている」、「入院してもすぐ退院になり、家族が支えるのは限界」、そんな人たちが膨大にいる。家族が支えられなくなったとき、誰が支えられるのか。

 グループホーム・ケアホームの利用を希望する人が急増している。しかし、人口1万当たり1.5ベッドしかない。英国の4分の1以下だ。しかも、配置スタッフ数が少なく、スタッフの負担が大きい。“症状や障害が重めの人”の希望も多いが、対応したくても難しい現状がある。

 「病院医療中心から地域生活中心」をスローガンにして10年。今なお、地域は、社会資源もマンパワーも貧弱なままだ。家族の高齢化、格差の拡大で、状況はむしろ悪化している。これからどうしたら良いのか、欧米の本当の実情も参考にして、侃々諤々、論じ合ってみたい。

プログラム   |   講師プロフィール   |   会場案内   |   参加お申込み   |   お問合せ   |   ポスター・パンフレット

第16回シンポジウム プログラム

12:00~12:30

NPOメンタルケア協議会 第14回定期総会

12:30~

NPOメンタルケア協議会 第16回シンポジウム

座長
羽藤 邦利 メンタルケア協議会理事長・代々木の森診療所理事長
演者
佐々木 一 医療法人爽風会理事長・あしたの風クリニック院長・
こころの風クリニックワークデイケア担当
伊澤 雄一 はらからの家福祉会理事・総合施設長
近藤 直司 大正大学人間学部臨床心理学科教授
指定発言
野村 忠良 府中市精神障害者を守る家族会(府中梅の木会)
12:30~
受付開始
13:00~
開会挨拶

羽藤 邦利 メンタルケア協議会理事長・代々木の森診療所理事長

13:05~14:20

第1部 国際比較と海外の問題

●海外と日本の精神保健医療福祉の統計から

羽藤 邦利 メンタルケア協議会理事長・代々木の森診療所理事長

●“地域移行先進国”における転施設化(transinstitutionalism)と
新たな問題

佐々木 一 医療法人社団爽風会理事長

《休憩10分間》

14:30~15:50

第2部 日本の問題

●日本の居住型施設の可能性と困難

伊澤 雄一 はらからの家福祉会理事・総合施設長

●日本型家族ケア、ひきこもりと精神障害

近藤 直司 大正大学人間学部臨床心理学科教授

《休憩15分間》

16:05~17:25

第3部 総合討論 第1部・第2部演者によるディスカッション

●日本の精神障害者の地域ケアはどこへ行くのか

全演者

指定発言:野村 忠良 府中市精神障害者を守る家族会(府中梅の木会)

17:25~
閉会挨拶

西村 隆夫 メンタルケア協議会理事・にしむらクリニック院長

17:45~19:30
懇親会〔SYDホール ホワイエ〕

プロフィール

佐々木 一 ささき・はじめ(精神科医)

医療法人社団爽風会理事長・
あしたの風クリニック院長・心の風クリニックリワークデイケア担当医

千葉大学医学部卒業。千葉大学医学部付属病院精神科神経科。国立精神神経センター国府台病院精神科。成田赤十字病院精神科勤務を経て、1996年メニンガークリニックおよびトピーカ精神分析研究所(アメリカ合衆国)研修生。2001年5月 爽風会佐々木病院院長(2013年3月閉院)。
労働衛生コンサルタント。千葉大学医学部臨床教授。
【著書】『世界における精神科医療改革』 中山書店 2010
【研究論文】『2007-9年度厚生労働科学研究補助金「精神医療の質的実態把握と最適化に関する総合研究」/分担研究報告書「精神医療の提供実態に関する国際比較研究」』、『精神科病院におけるリワーク活動の位置づけ』最新精神医学 16(2)155-161 2011、『ひきこもりを中心とした思春期精神疾患への早期支援・早期治療について』日精協誌 29(12)46-19 2010、『オーストラリアの精神医療改革の困難から学ぶこと』日精協誌 29(6)54-58 2010

伊澤 雄一 いざわ・ゆういち

はらからの家福祉会理事・総合施設長

1981年4月1日はらからの家創設、現場主任、施設長・事務局長を歴任。1987年4月1日東京都精神障害者福祉ホーム連絡会(後年東京都精神障害者共同ホーム連絡会)結成、初代代表に就任(1998年3月31日まで)。1998年10月26日漏電火災事故を経て社会福祉法人はらからの家福祉会創設、理事・総合施設長(現場職員代表)を兼務し現在に至る。1997年7月1日(NPO)全国精神障害者地域生活支援協議会結成、全国理事として就任。2006年7月14日定期総会において代表理事に選任・常任理事を兼務し現在に至る。

近藤 直司 こんどう・なおじ(精神科医)

大正大学人間学部臨床心理学科教授

東海大学医学部医学科卒業後、東海大学医学部精神科学教室入局。神奈川県立精神医療センター芹香病院医員。東海大学医学部精神科学教室助手。山梨県立精神保健福祉センター所長(山梨県中央児童相談所副所長兼任)。山梨大学医学部臨床准教授。山梨県都留児童相談所所長。2012年東京都立小児総合医療センター児童・思春期精神科部長を経て2014年大正大学人間学部臨床心理学科教授。
【学会】日本思春期青年期精神医学会運営委員。日本児童青年精神医学会元理事、評議員。日本精神分析学会認定精神療法医・認定スーパーバイザー。
【著書】『アセスメント技術を深めるハンドブック―精神力動的な視点を実践に活かすために』 明石書店、2014年。

羽藤 邦利 はとう・くにとし(精神科医)

NPO法人メンタルケア協議会 理事長・代々木の森診療所 理事長

京都大学医学部卒。東京大学付属病院、富士病院、東京都立松沢病院、法務省八王子医療刑務所を経て、S58代々木の森診療所開設、現在理事長。その他、日本精神衛生会理事、日本精神神経学会理事、東京精神神経科診療所協会理事などを兼務。

会場案内

SYDホール

東京都渋谷区千駄ヶ谷4-25-2 (JR代々木駅 西口より徒歩5分)

お問合せ

特定非営利活動法人 メンタルケア協議会
〒151-0053 東京都渋谷区代々木1丁目57番4号 ドルミ第2代々木 2F
TEL:03(5333)6446 メールはこちら

ポスター・パンフレット (PDF)


ポスター

(PDF: 627KB / A3)

パンフレット

(PDF: 5.2MB / A3 2折)